名探偵コナン 考察メモ

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若狭留美とメアリーの関係

お久しぶりです!

ブログを放置している間に、サンデーではラムが判明し、かなり進展していますが、当ブログはまったり考察でございます。

若狭留美の単独の考察は3〜4年前で止まっていたので、ほぼ以前に書いたものですが、少しまとめておきます。

「緋色の弾丸」のあるシーンも踏まえて残したかったので、もしよければお付き合いください〜

 

 

 

 

メアリーの正体

 

メアリーについては「領域外の妹」という名前からSISであることが確定している。

領域外の妹 → ter(ritory) 外す sister

 

 

SISとは

SIS(MI6)

秘密情報部(Secret Intelligence Service、SIS

イギリスの情報機関の1つ。国外の政治、経済及びその他秘密情報の収集、情報工作を任務としている。

引用:秘密情報部 - Wikipedia

 

 

緋色の弾丸

  • 「緋色の弾丸」では、メアリーはMI6として「イギリスの要人」を警護していた
  • 黒服が運転する車(大使館の車?)の後部座席に幼児化したままの姿で乗っていた

このことから、メアリーはMI6の仲間に幼児化を報告済みであることが分かる。

 

イギリスで幼児化したメアリーが、今の姿のパスポートがないのに日本に入国しているのは、MI6の手引きがあったから、とすると納得がいく。

 

 

考察

幼児化したメアリーは、あまり外出せず、何かあれば主に真純を使っているが、学生である真純ができることには限界がある。潜入等は無理。

また、青山先生によると、真純は組織のことは知らないらしい。

 

そのため、メアリーの来日を手助けしたり、組織関係での捜査をする仲間が存在するのではないだろうか、として考えていく。

 

 

 

 

メアリーと若狭留美の関係

 

①「MI6の仲間」

今、MI6の仲間に調べてもらったら…飛行機の乗客名簿に「工藤新一」の名前はあるが真純と同じ高校2年生だそうだ…【98巻】

作中で、「MI6の仲間」の存在がほのめかされている。

 

 

②若狭の目的はコナンの調査

若狭は、当初からコナンを調べていた人物である。

つまり、コナンを調べるために帝丹小学校に潜入した。そのためには、コナンについての事前情報があったと考えられる。それが、メアリーなのではないだろうか。

 

若狭は、同じく幼児化している灰原哀のことは、当初まったく怪しんでいなかった。これは、メアリーが灰原の存在を認識していないので、メアリーからの情報がなかったためだと思われる。

 

 

③コナンの影にある科学者に注目

メアリーはコナンのメカにも注目

メアリー「盗聴器」

真純「彼の眼鏡のツルの先っちょに付いてるヤツか… 危ない危ない…」

メアリー「見た事のないタイプ… バッテリーのサイズからすると駆動時間は極めて短そうだが… この形状(フォルム)でこの性能(バッテリーサイズ)… なかなか興味深い…」【83巻】

真純「しっかしさすがママだね! コナン君の蝶ネクタイのメカ! すぐに使いこなしちゃうなんてさ!」

メアリー「ああ… ダイヤルに印が付けられていたからな… あの探偵の声を頻繁に使っていたのだろう… それにしても… あんなに簡単な操作で色々な人物の声が自在に出せるとは… 様々な場面(ケース)での使用が想像(イメージ)できて… 心が躍るな…」【90巻】

メアリーは、コナンのずば抜けた推理力とともに、特殊なメカにも興味を示していた。

 

若狭留美もコナンのメカに注目

灰原「電球…完全に切れてるわね…」

光彦「大丈夫です! これ(※腕時計型ライト)がありますから!」

若狭「あらみんな! 便利な物持ってるのね!」

歩美「博士に作ってもらったの!」

元太「トランシーバーになってる探偵バッジもあるぞ!」

若狭「へぇー… すごい博士ね!」【91巻】

コナン「先生! この扉を開けてくれねーか?」

若狭「で、でも、その誰かが飛び出して来たら…」

コナン「大丈夫! 麻酔銃で眠らせてやっから!」

若狭「ま、麻酔銃?」【91巻】

若狭の初登場回で、「腕時計型ライト」や「探偵バッジ」、コナンが持つ「麻酔銃」に興味を示している。特に、「へぇー…」と言ったコマの表情は意味深。

 

メアリーと若狭が繋がっているとして、コナンを調べていた目的は、言うまでもなく解毒剤だが、両者はコナンの影にいる科学者の存在まで察していた点が共通している。

 

 

④APTX4899についての情報

若狭(宮野明美… 宮野志保… あの毒薬を引き継ぎそして組織を裏切った… ヘルエンジェルの娘… この子が…!? まさかね) 【1070話】

若狭は、APTX4869の研究者を知っている。これは重要なポイント。

 

そもそも、APTX4869の存在は、公安FBICIAも知らない。個人単位で、FBIの秀一が気付いているだけである。

 

しかし、MI6は事情が異なる。

ベルモット「どうかしら? 自分のが作った毒薬でこの世を去る気分は…」【98巻】

少なくもメアリーはAPTX4869を飲まされる際、その開発者がエレーナであることを知らされている。

メアリーが情報を共有していれば、MI6はAPTX4869の存在はもちろん、その研究者まで把握している。

このような情報を持っているのは、諜報機関の中ではMI6しかない。

 

また、若狭は灰原の幼児化に気付いていない。これは、宮野志保の幼少期の顔(+大人の顔?)を知らないためだと思われる。そして、メアリーも志保について知っている描写はない。

 

メアリーと若狭は、APTX4869関連の情報量が非常に近しい。

 

 


若狭が個人で動いている可能性もゼロではないが、17年前の事件に執着している人物が、唐突に小学校に潜入する意味がわからないだろう。

 

 

 

⑤若狭留美=浅香

若狭留美=浅香であるとすると、もう一つ伏線がある。

 

「世良さんの周り」に浅香がいる

赤井秀一の次の言葉は大きな鍵となる。

沖矢「その世良さんの周りに変わった人とか見かけませんでしたか?」

蘭・園子「変わった人?」

沖矢「そう、例えば…絶えず周囲を警戒し危険な相手なら瞬時に制圧する能力に長けた…『浅香』という名の…まぁ、そうは名乗っていないでしょうけど…」【90巻】

秀一は、「世良さんの周り」に「浅香」がいると考えていることはかなり重要。

「絶えず周囲を警戒し危険な相手なら瞬時に制圧する能力に長けた」というのは、若狭そのものである。

 

メアリーは「浅香」ではない

「世良さんの周り」にいる人間となれば、一番に思いつくのはメアリー。しかし、メアリーは浅香ではない。なぜなら、メアリーは17年前の事件に関わっていないから。

コナン「FBIに駆り立てたって…?17年前、もう赤井さんあの羽田浩司の事件にかかわってたの?」

沖矢「いや…直接かかわってたのは俺の父だ…」

コナン「じゃ、じゃあ赤井さんのお父さんもFBI捜査官だったとか?」

沖矢「いや…FBIではないが…」

 

一方、浅香は17年前の事件の関係者。

すなわち、メアリーは、17年前の事件の関係者である浅香でありえない、ということになる。

 

つまり、メアリー以外で、「世良さんの周り」に浅香がいるということ。秀一の勘違いでなければ、であるが。

 

 

⑥考察

結論として、若狭がメアリーの仲間であれば、秀一が、浅香は「世良さんの周り」にいたと言ったことにも説明がつく。

 

 

若狭は、羽田浩司の将棋の駒を持っており、少なくとも17年前の事件の関係者であることは確実。

若狭留美=浅香と考えるのが妥当だと思う。

 

なお、秀一が若狭を知っていることを考えると、メアリーと若狭の関係はかなり長いということかもしれない。

 

 

 

 

おまけ

個人的に推しているもう一つの諜報機関GCGQについても書いておく。

 

GCHQとは

GCHQ

政府通信本部(Government Communications Headquarters;略称GCHQ

イギリスの情報共同体において、偵察衛星や電子機器を用いた国内外の情報収集暗号解読業務シギント)を担当する諜報機関である。

引用:政府通信本部 - Wikipedia

注目したいのは、暗号解読という点において突出した組織であること。また、コンピュータ関連に強い人材を集めていて、情報収集能力も高い。ネットスパイという言葉が似合う。

 

 

推理力(暗号解読力)
  • スキュタレー暗号の解読に悩むコナンを見て、抱えていた定規で壁の時間割り表を破り、解読表の存在に気付かせる【91巻】
  • ウイスキー」「エビス」という単語を出して、解読表はイロハ表記であることに気付かせる【91巻】
  • 偶然のようにも思えるが、虎の絵の上で寝てしまった元太に注目させて、顔の文字のトリックに気付かせている【92巻】
  • ドングリのやじろべぇを探偵団に教えることで、発火装置のトリックに気付かせる【93巻】
  • 少なくともスキュタレー暗号の件とプロゴルファーの件では、事件が起こることを予期して、探偵団(コナン)を巻き込んでいる【91、92巻】

暗号解読で悩んでいるコナンに、若狭はさりげなくヒントを出している。若狭の解読スピードは圧倒的と思われ、その推理力はコナン以上

若狭の正体を考える上で重要なポイント。

 

 

APTX4869の投与リスト

APTX4869の投与リストは、組織のサーバーにあるはず。灰原の登場初期を読み返せば分かるように、組織の情報システムのセキュリティは万全。しかし、若狭はそれを閲覧している。

なぜ、若狭留美は投与リストを見れるのだろうか。

 

組織関係者だから?

若狭が組織関係者であれば、APTX4869の投薬リストを見ることができる。

しかし、組織はまだコナンの存在自体に気づいていないので、若狭がコナンを調査しているのは不自然。

また、幼児化という現象を認識しているのであれば、灰原をスルーしているというも納得がいかない。

若狭は組織の人間ではなさそう

 

潜入捜査官(現在進行形)?

同様に、組織は組織はまだコナンの存在自体に気づいていないので、組織からコナンを調査する任務が与えられているとは考えにくい。

まさか組織潜入中に、所属機関から別の場所に潜入するように命じられることないだろう。

若狭は現在潜入中の潜入捜査官ではなさそう

 

潜入捜査官(過去形)?

リストに「工藤新一 死亡」とあるので、過去、潜入していた時にコピーしたものではない

若狭は、組織のサーバーにある最新の投与リストを、現在進行形で見ることができている。

 

ハッカー

そこで、思いつくのが若狭がハッキングのスペシャリストである可能性。

 

GCHQは、イギリスのMI6に近い諜報機関であり、上述のように、若狭のスペックにより近しい。

 

若狭もSISということを考えたけれど、MI6の採用条件は21才以上。17年前、若狭は20才なので、当時から既にどこかの諜報機関に所属していたなら、MI6だと年齢が1つ足りない。

17年前20才である「現在37才」という若狭の年齢設定は、MI6ではないと推理させる為かもしれない。